公募研究

青井G 
極小空間の制御を鍵とする革新的分離培養手法の開発

研究の概要

多くの微生物は培養困難であるにもかかわらず微生物を分離培養する手法は約150年間大きな進展はない。特にコンセプトレベルでの新しい手法開発(新しい分離培養原理の導出)は極めて少ない。そこで本研究では、「極小空間を制御する」という新しいコンセプトに基づいた革新的な分離培養手法の開発を目的にしている。具体的には,1)微生物の罠:環境中に設置するだけで自動的に微生物を分離・培養するという全く新しい概念に基づく手法および、2)超高密度植菌培養法:微生物間相互作用を促進することで非増殖状態の微生物の可培養化を実現する手法の開発を行う。本研究では、従来法に対する優位性(未培養微生物の獲得効率など)を評価しつつ、環境科学的に重要な未培養微生物の世界初の分離培養にも挑戦する。

研究チーム

研究代表者

青井議輝 (広島大学)