計画研究

A01-5
ポストコッホ・アーキア学:第3の生命の姿

研究の概要

超地球生命体の持続的成長の維持において、個々の微生物の種類と機能に関する情報に裏付けされたポストコッホ機能生態系を理解することが極めて重要である。第3の生物ドメインを構成するアーキアは、生態系の重要なプレイヤーであるにも関わらず、培養種は少なく、その生命機能に関する研究は大きく立ち遅れている。本計画研究では、アーキアにおける種と生命機能の多様性を解明することを目的とする。そのために、多様な環境中から未培養系統群を含むアーキアの単離・集積培養を進め、その増殖特性を明らかにする。また(メタ)ゲノム解析も行い、得られた配列情報に基づいてアーキアが示す生命機能を推定する。最終的に生化学や遺伝学的手法により、これらの生命機能の基盤となる機構やそれらを制御する機構を解明する。

研究チーム

研究代表者

跡見 晴幸 (京都大学)

研究分担者

布浦 拓郎 (JAMSTEC)

研究協力者

力石 嘉人 (北海道大学)
井町 寛之 (JAMSTEC)
金井 保 (京都大学)