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日本微生物資源学会主催「微生物の分離・培養を考える」公開シンポジウム(2023/06/23)

領域が共催する公開シンポジウム「微生物の分離・培養を考える」(主催:日本微生物資源学会)が日本微生物資源学会第29回大会で開催されます。

ご興味のある方は奮ってご参加ください。

自然環境に生息する微生物の多くがこれまでに培養されていない微生物からなるとされていますが,シーケンス技術や配列情報解析技術の進展により,メタゲノム解析等の培養を介さない研究で自然界の多様な微生物の把握やそれらの機能予測も容易になってきました.しかし,ゲノム情報を超えて研究を発展させるためにも,微生物の本質の理解に迫るためにも,対象となる微生物の分離・培養は極めて重要と考えられます.一方で,培養が難しい微生物種や未だ培養されたものがない系統の微生物を分離・培養することは,高度な培養技術と専門性が必要とされ,また,すぐには成果を得られにくい課題とされ,敬遠されることも多いようです.

そこで本シンポジウムでは,微生物資源分野の中心的課題のひとつである分離・培養について,正面から向き合い,優れた成果を挙げてこられた研究者の方々に,分離・培養について話題提供をいただき,今一度考える場になればと思っております.最新情報は学会ホームページで更新していきますので,ご確認くださいますようお願い致します.

 

日本微生物資源学会第29回大会

大会長 大熊盛也

 

*本シンポジウムは日本微生物資源学会第29回大会会期中に開催されます.

日 時:2023年6月23日(金)10:40-12:50

会 場:文部科学省 研究交流センター(ハイブリッド形式の開催)

参加費:無料(参加登録が必要です・6月14日締切)

主 催:日本微生物資源学会

共 催:新学術領域研究「超地球生命体を解き明かすポストコッホ機能生態学」

 

参加申し込み法およびプログラム・要旨については下記ホームページをご覧ください。

https://www.jsmrs.jp/ja/#jsmrs_sympo2023open

プログラム概要:

10:40-10:45

公開シンポジウムを開催するにあたって

大熊盛也(理化学研究所 バイオリソース研究センター 微生物材料開発室)

10:46-11:16

青井議輝(広島大学 大学院統合生命科学研究科)

「多くの微生物が培養困難である理由を探る」                   座長:大熊盛也

11:17-11:47

玉木秀幸(産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門)

「未知の微生物を”培養”して新たな生物機能を探る -Cultivation Renaissance in the post metagenomic era-」                                                                     座長:坂本光央

11:48-12:18

井町寛之(海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門)

「私たちは微生物の生き方を捉え直す必要があるかもしれない—海底微生物ハンティングから見えてきたこと—」                                                    座長:伊藤 隆

12:19-12:49

橋本 陽(理化学研究所 バイオリソース研究センター 微生物材料開発室)

「真菌類、特に子のう菌門の分離培養とその課題」             座長:矢口貴志