公募研究

加藤(節)G 
環境に応答した微生物の生理機能多様性とその1細胞解析

研究の概要

ポストコッホ生態系を理解するためには未培養微生物の分離・培養が必要であるが、同時に微生物が環境中でどのような生理状態で存在するのかを解析することも重要である。そこで本研究では、ポストコッホ生態系のような過酷な環境において、微生物がどのような生理機能(生存戦略)多様性を示すのかを1細胞レベルで定量的に解析し、環境因子との相関を明らかにすることでポストコッホ生態系の解明に貢献することを目指す。具体的には大腸菌をモデル生物として用い、低栄養、低酸素、低浸透圧がどのように1細胞レベルでの細胞の挙動、生理状態、恒常性維持、そして生存に影響を与えるのかを評価する。図は蛍光試薬で染色した大腸菌の顕微鏡写真(FM4-64で染色された細胞膜を白で、DAPI染色されたDNAをシアンで表示)。

研究チーム

研究代表者

加藤節 (広島大学)